都内へ、ピアノの試弾に行ってきました。
今回は、ベヒシュタイン、ペトロフ、ザウター、グロトリアンのアップライトを弾かせていただきました。
各メーカーいくつかのサイズや型があり、一概にはいえないのですが、
メモも兼ねて個人的な見解を。
ベヒは、音が非常にクリア。音の混ざりが少ないシャープな響き。特に、低音部はダントツのクリアさでした。
人によっては硬質な印象を受けると思われます。
鍵盤のもどりも速く、タッチの感触も硬質な印象。
鍵盤があまり指に吸い付かない感じがしました。
グロトリアン、目当てのメーカーではなかったので、少ししか触りませんでしたが、
弾いたものは、鍵盤が若干浅く感じました。デザインがスタイリッシュなものもあって、総合的には悪くないと思いました。
ペトロフ、実は一番気になっていたメーカー。
弾いた印象は一番良かった。
特に中音域から高音域にかけては、伸びやかで温かい音色。
鍵盤も指の繊細な動きに密着して反応してくれる感じ。
ただ、低音域が不明瞭な響きで、ベヒのクリアな低音域とは対照的なものでした。
倍音の響き具合も関係しているようです。
最後に、ずっと気になっていたファツィオリを弾かせていただけることに!
こちらはもちろんグランドで、212cmと言っていたっけかな。
ファツィオリの演奏会は聴いたことがあったのですが、自分で触るのは初めて。
少々感激でした。
弾いた感想は、聴いていた印象と全く変わらず。
王道の真ん中(個性の少ない)をいくような印象でした。
弾いていて変に感じるところが1つもない。極めて普通とも言えそう(笑)
うまい人が弾けばうまく鳴る。奏者の意図と技術が増幅も減少もせず、確実に音に現れる、そんなピアノでした。
僕は、想像以上の音や音色を期待したいので、同じ値段ならスタインウェイかな、とも思ったり。
勝手に述べましたが、ピアノは1台1台違うもの。
奏者のコンディションもありますし、
そもそも文字だけでピアノの良さを表現するのは不可能です。
お買い求めの際は、是非直接弾いてみてくださいね♪
いろいろ試弾でき、とっても楽しい時間でした♪